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直接眼に受ける紫外線が水晶体を傷つける。

紫外線とは

眼の健康に対して有害なものとして真っ先に思い浮かぶのが紫外線です。
紫外線というと、肌への悪影響がしきりに叫ばれますが、実は肌と同じように光に晒されている眼も注意が必要なのです。
紫外線とは、可視光線(人の目で知覚できる光)という光の波長にして380nm～780nmの間の外、10nm～400nmという短い波長で高エネルギーの光のことを指します。
不思議な事に380ｎｍ～400ｎｍは可視光とも紫外線とも言われています。これは繊維業界と光学業界の間で紫外線の捉え方が違うからなのだそうです。
紫外線は5月～8月頃に最も強く降り注ぎますが、太陽光の弱まる冬場でも雪焼け等に代表される雪や、路面、ビルなどの照り返しがあるため油断はできません。

紫外線の眼に対する害

眼に有害な紫外線を強く浴び続けると、眼の各部位がダメージを受けます。
これは紫外線により、たんぱく質が変性したり、傷ついたり、紫外線によって生み出される活性酸素が細胞機能の低下を生み出すからだと考えられています。
特に光を直接受ける水晶体は水溶性たんぱく質によって大半が構成されていて、紫外線を浴び続けることによって水晶体が白く濁り、視力を低下させる白内障を発症します。

紫外線（HEV）カットレンズのご紹介

そこでメガネのコミヤマでは眼に有害といわれる可視光380nmをカットできるレンズ、紫外線である400nmをほぼ100％カットできるレンズ、さらには酸化ストレスを増大させる420nmをカットできるレンズをご用意しています。（カット率は各レンズメーカーのよって異なります）

上の３枚の画像、実は全て紫外線100％カットを謳っているレンズなんです。
ＵＶカットといっても紫外線は範囲が広く、可視光に近い部分のカット率や、可視光の中で高エネルギー光線に分類されるHEV（400nm～420nm）を防いでくれるか否かは一目瞭然です。
上の２番目の画像を見ていただくと分かる通り、HEV（400nm～420nm）の光線は透明なレンズよりはサングラスの方が防げるものの、色の補正だけでは100％のカットは難しいのです。（HEV＝眩しさではないので、眩しさを防ぐにはサングラスぐらいの色の方をお勧めします。）
その点、眼病予防のために開発されたHEVをカットできるレンズはほぼ100％その光をカットしてくれます。

また、HEV（400nm～420nm）は青系の光なので、同じものとしてよく誤解をされやすいのがブルーライト（380nm～495nm）です。
これら紫外線とHEVとブルーライトは似て非なるモノです。
ブルーライトカットレンズについて詳しくお知りになりたい方はコチラをご覧くださいませ。